読めば読むほど―日本語、こっそり誇れる強くなる
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正確な表現に「こだわり」の一書 |
198の気になる用例を挙げて、考察を試みている。読めば読むほど為になる本である。一例を挙げるにとどめよう。
通し番号06T「こだわり」にこだわる〈お題目〉なんくせ、妥協、自分らしさ…元来、よい意味で使われていなかった。「賎しい根性は自然此間にこだはって居た」(巌谷小波「当世少年気質」)「後は何等のこだわりを私の頭に残さなかった」(夏目漱石「こころ」)この意味が逆転したのは、経済水準が上がったものの生きる意味が分かりにくくなった現代になってからと思われる。たとえささやかでも自分らしさを求めようとする心情がこの「こだわり」に現れているのかもしれないと言う(雅)
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プロも悩む日本語 |
新聞社、わけても校閲部というのは新聞にとってのことばの番人。
悩むことはないのかな…と思っていたのですが、プロも(いやプロ
なりゃこそか)日本語には悩んでいるということがわかります。
わたしは要約筆記奉仕員という資格を持っている関係で日本語に接
する機会が多くあるのですが少し勇気が出ました。
正編もあわせて読むとよりわかりやすくなります。
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現場でわかる日本語の不思議。 |
うまく伝わる日本語にするべく、新聞社の校閲のみなさんは頑張っていらっしゃる。その奮闘ぶりが伝わってくるよい本だ。新聞連載自体が好評だったので、こうしてシリーズ化されてまで刊行されているのだろうが、難点が1つだけある。これは新聞ゆえの難点だから、やむを得ないとは言えるのだが……
「時事をとりあげ過ぎている」
今さらそんなこと言われてもよく覚えていないよ、という話が多いのがちょっと困り物。まあ、これは性質上仕方がないことだ。それを埋め合わせるために欄外に解説をするなど配慮もしているので、せめて1つだけ★を減らすに留めておこう。


