金日成の秘密教示―対日・対南工作、衝撃の新事実
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拉致問題の本質が見えてくる |
北朝鮮の対日工作の指針となった金日成の一般教示や秘密教示が系統的に紹介され、日本人拉致問題の本質が見えてきます。
特定失踪者とか、巷間流されているような手当たり次第の「日本人狩」などではなく、1970年代に対南革命工作が行き詰まった挙句に考え出された苦肉の策であったようです。
昨年暮れにテレビ東京の特番・ザ真相でも紹介されたように、よど号事件とも繋がっていると思われます。
金正日の後継者として金正哲が浮上している中、後継体系擁立に関する教示も興味深いです。
ただ、惜しむべきは、金日成の秘密教示を暴露した「指導核心班工作員」金東赫の正体がいま一つ不明なことです。
大物脱北者であることはわかりますが、情報源の「指導核心班工作員」なる聞き慣れない職責がいかなるものなのか、いまだにクエスチョンマークです。
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今の北朝鮮対応の根っこと今後のアジアのあり方を考えるのに最高 |
こんな情報を公にしていいのだろうか。
そう考えてしまうような衝撃的な内容です。朝鮮半島問題の日本の第一人者である久保田るり子さんがまとめているだけあって、内容は細部に渡り、分析もするどく明確。
編集とはいえ、久保田さんは実名で出版することにかなりリスクを負っているのではないでしょうか。それだけ衝撃的な、北朝鮮にとってはダメージの大きな情報公開です。
この本は北朝鮮のみならず、半世紀以上にわたる世界の動きが北朝鮮の戦略から見えてきます。拉致問題でいま皆の目が北朝鮮に向いていますが、根の深いところがわかるので、拉致に関心がある人はもちろんですが、今後のアジアのあり方、その中の日本のあり方を考える上で教養を深めたい人にお奨めですね。


