新日本語の現場
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日本語論の名著 |
新聞人に、現在、最高の文章の名人は誰かと問えば、橋本五郎氏の名前を挙げる方は少なくないだろう。従来から、実に平明なやさしい文章を書かれる方だった。大患後は、さらに透徹した明るさが具わってきたように思う。これだけは、言っておきたいという強い意志の光が、紙背から射して、読者を啓発してくれる。短い書評でも手を抜かない。ここに氏の日本語論がある。今、現場で使用されている、日本語という怪物のように巨大な存在の断面図を、公明正大な視点で報告してくれている。日本語論の名著である。

