20世紀 大東亜共栄圏
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得るもの少なく |
読売が取材した書籍なので多少は期待していたのだが、まったくの外れであった。一貫性がなく断片的な記事をただ集めただけの(読売新聞に掲載)不勉強で浅薄な内容である。おそらく担当者の人選に失敗した結果であろう。読売ならもっとまともな記者が沢山いたはずなのだがまことに残念である。
このシリーズ全体が似たようなレベルで、「20世紀 大日本帝国」、「20世紀 太平洋戦争」にも同じことが言える。
この値段でも高いと思ったくらいだ。文庫でこんなことを考えてしまうのは珍しい。同額程度の支出をするなら、
瀬島龍三「大東亜戦争の実相」 PHP文庫
を購入されることをオススメする。お金に余裕があるなら両方かって読み比べて見てもいいだろう。これ一冊に「20世紀 大東亜共栄圏」、「20世紀 大日本帝国」、「20世紀 太平洋戦争」3冊以上の価値があることにほとんどの人が気づくはずである。

